皆さんこんにちは。
今回のブログは従来のKINGとの違いについてです。
皆さん「今年のKINGは今までとは違う」ことはちらほら聞いていることと思います。
イノベーションコンテスト。デザイン思考。
しかし、結局の所、従来のビジネスコンテストとは何が違うのか分からない人も多いと思いますので、今回の記事でもう少し具体的に見て行きましょう。
KINGは1996年にビジネスコンテストを開催して以降16年間に渡り、初対面の中1チーム6人、全20チーム総勢120名で日本最大級のビジネスコンテストを毎年夏に開催してきました。
しかしKING2012では、初対面1チーム4人(男女2人ずつ)、全25チーム総勢100名で戦ってもらいます。
しかし、何と言っても最大の違いは「デザイン思考」という、皆さんにとって馴染みの薄い考え方をコンテストで実践することです。
従来のコンテストでは、参加者の皆さんはすでに体系化されているマーケティングの手法を用いて、コンテストを行いました。
しかし今年は「デザイン思考」という、アイディア創出、課題発見・解決のためのアプローチを、コンテストを通して皆さんに紹介し、実践してもらいます。
コンテストの1週間を通して、デザイン思考により、21世紀型のイノベーション創発を体感します。
このデザイン思考を実践的に用いるため、KING2012では従来のビジネスプラン策定とは大きく異なるプロセスを辿ることになります。
・ フィールドワーク
フィールドワークとはある調査対象について研究する際に、そのテーマに即した場所を実際に訪れ、直接観察する調査技法です。データの数字を参考にする一般的なビジネスコンテストでは余り重視されなかったフィールドワークですが、デザイン思考のプロセスにおいては、データからは見つけられない潜在的ニーズを発見するためにも、KING2012ではかなり重視します。従来のビジコンでは限られたわずかな時間しかフィールドワークに行けなかったのですが、今年はほとんど自由にフィールドワークに行けるようにします。
・ プロトタイプ
プロトタイプとはコンセプトを洗練させていくためのプロセスで、創ったコンセプトを段ボールや粘土など簡単な道具を使って、実際に作成してみます。
従来のビジネスコンテストでは、コンセプトが出来たらまずそれについて議論しますが、今年のKINGではまずは創ってもらいます。試して、失敗して、学び、コンセプトを洗練するのです。
いわゆる”build to think”.つくりながら考えて頂きます。
余談となりますが、wiiは1000個以上、iphoneは3ヶ月で200以上のプロトタイプを作ったらしいです。イノベーションを起こすためにも試行錯誤は必要不可欠です。
今年のKINGではこのプロトタイプを重視するためにも、プロトタイプルームを設け、段ボール、粘土、レゴ、発泡スチロール、木材など多くのプロトタイプ物品をご用意し、参加者の皆様に実際にプロダクト、サービスを創って頂きます。
・ プレゼンテーション
最終日には700名以上を前にプレゼンテーションを行なって頂きます。
従来のビジネスコンテストではパワーポイントを使ったプレゼンテーションが一般的ですが、今年のKINGではデザインされた経験を伝えることを重視するため、自由なプレゼンテーションを予定しています。
例えば、ストーリが伝わるような紙芝居や実際に作成して頂いたプロトタイプを用いたスキット(スキットとは、創ったプロダクトまたはサービスの消費者になりきって寸劇を行うことです)などが考えられます。
・ 独自の仕掛け
KINGにはコンテスト中にも様々なイベントが用意されています。初日のアイスブレーキング、夜のリラックスルーム、様々な参加者と社会人とが出会う懇親会、優秀な社会人によるコンサルティングタイム….などなど数多くの仕掛けがありました。
しかし、今年のKINGでは皆様に創造力を発揮してもらうために、これに加え、更に数多くの仕掛けをご用意致します。
まず毎朝毎晩、柔軟な発想を促すマシュマロチャレンジや、アイディアの種を増やすスパイタイムなどの仕掛けを多くご用意しています。また戦略策定室には常時、図書コーナー・Café・プレイルームを設置しており、プラン策定に必要なことを調べたり、他チームの参加者と情報をシェアしたり、リラックスしながらブレストできる環境も整えています。このように七泊八日という期間でも、アイディアが尽きない、ストレスフリーな状態でプラン策定に集中できる空間や仕掛けがあります。
シェルパ
シェルパとは、1チームに一人つく、チーム担当のスタッフで、チームのプラン作成をサポートします。
例年のKINGでは、同じくチーム担当のケースチェッカーと呼ばれるスタッフがいました。しかし、チームと話すのは1日に数十分だけと、その役割は限定的でした。
一方、今年は一般的なマーケティングの手法とは異なるアプローチを用いるため、例年よりも長い時間、チームメンバーと一緒にいて、プラン作成をより密にサポートいたします。
シェルパ
シェルパとは、1チームに一人つく、チーム担当のスタッフで、チームのプラン作成をサポートします。
例年のKINGでは、同じくチーム担当のケースチェッカーと呼ばれるスタッフがいました。しかし、チームと話すのは1日に数十分だけと、その役割は限定的でした。
一方、今年は一般的なマーケティングの手法とは異なるアプローチを用いるため、例年よりも長い時間、チームメンバーと一緒にいて、プラン作成をより密にサポートいたします。
・ チーム人数の変更
最初に説明したとおり、今年は1チーム4人で7泊8日間戦ってもらいます。人数が減ったことにより、今まで以上に一人一人の意見、力が大事になりました。より早く、より力強いグループワークが繰り広げられるでしょう。
さて、今年のKINGの特徴をご理解頂けたでしょうか?
いくつか従来のKINGと大きく異なる箇所を取り上げてきましたが、KING2012の魅力はまだまだ語り尽くせません。
この先の魅力に関しましては、是非ご自身の目でお確かめ下さい。
KING2012はあなたを心よりお待ちしております。
コンテスト用特設HP
http://www.king-waav.org/contest/